ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます
突然ですが、自由研究レポートには「参考文献」と「謝辞」という項目があることをご存じですか?
え?ナニソレ?
学校では習ってないよ!
ですよね、ですよね。
「参考文献」と「謝辞」をざっくり説明すると・・・
参考文献は、レポートを作ったときに参考にした本やウェブサイトをまとめた項目。
謝辞は、実験をしたり、レポートを作ったときにお世話になった人をまとめた項目
です。
※詳しく知りたい人は「理科実験の自由研究レポートの書き方【参考文献・謝辞】」をご覧ください。
意外と知られていない事実ですが・・・
自由研究レポートを書くときは「参考文献」は必須!
えええ!?ただでさえ、レポートを書くのが大変なのに、なんでそんなの書かなきゃいけないの?
そんな声が聞こえてきましたよ。
ということで、本日の記事は
参考文献って何で必要なの?
学校で習ってないんだから、いらないんじゃない?
という疑問にお答えしていこうと思います。
結論から言います。参考文献は、
私の自由研究はパクッてない。
私は、頑張ったんだ。
読む価値あるから、読んでね!
ということを証明するために、必要な項目です。
「参考文献」はなぜ必要なの?元・研究者が解説。
はじまりはじまり~☆
参考文献はなぜ必要?
自由研究を自分でやったことだとわかる
自由研究って、youtubeや本、キットを参考に実験をしますよね。
自由研究をするときに、参考にしたり真似っこは、もちろんOK!!
では、ここで、確認です。
あなたは、ちゃんと、自分の手を使って真似っこしましたか?
youtubeで見た実験をそのまま、レポートにしていませんか?
・・・すみません、疑ってしまいました。
もちろん、この記事をお読みの方は、そんなことしていないと思います。
でも、他人の実験を見て、そのままレポートにしていたら、それは大問題。
自由研究のルール違反です。
この「パクってないか?」を確認するのが、参考文献。
参考文献に掲載されている実験と、あなたの実験がそっくりそのまま同じであったら、パクったことになります。
逆に、参考文献に掲載されている実験と、ちょっとでも違えば、あなた自身が実験したことを証明できる。
あなたがちゃんと頑張ったことをアピールするために必要な項目なのです。
ちゃんと勉強してレポートを書いたかがわかる
参考文献があると、本やウェブサイトで色々調べてから、レポートを書いたということがわかります。
逆に参考文献がないと、なーんにも調べずに、ただただ思いつくままに書いたということになります。
これはもったいない!!!
もし、あなたが本を使って調べて頑張って書いたのなら、しっかりアピールしちゃいましょ!
私は頑張って調べたんだよ!って。
レポートを読んだだけでは、隠れた頑張りは、隠れたままです。
参考文献を書くということは、自分の頑張りを全力でアピールする大事な項目なのです。
なんで学校で習わないの?「学校で求められるのは、成果だから」
参考文献ってとっても大事な項目です。
だけど、なんで学校で習わないのでしょうか?
小学校と違って、中学校や高校って、基本的に勉強(知識)を教わります。
もちろん、プレゼンテーションの仕方だってり、グループでの活動だったり・・・
勉強以外にも教わることはあります。
でも、やっぱり、必修なのは、勉強です。
事実、勉強の成果を、テストで確認しますよね?
学校で学ぶのは「できたか」「できなかったか」。
自由研究レポートも、同じように考えられます。
うまくできたか?できなかったか?
学校での自由研究レポートで大事にされるのは「実験の結果」です。
頑張りのアピールって二の次。
そうすると、参考文献っていらない子になります。
でも、ここでひとつ、ぽんすけは言いたい。
頑張りのアピールって、大人になってから超大事!!!
ただただ、成果を上げられるだけの人より、頑張ってるんだなーってわかる方が、意外とどうにかなるものです。
「参考文献」は学校で習わないです。
でも、「参考文献」の考え方は、将来誰かと一緒に仕事をして、夢をかなえていくのには、とっても重要な項目なのです。
おわりに「参考文献があれば、あなたの自由研究は歴史の1つになれる」
▼お話のまとめ▼
参考文献はなぜ必要か?それは、自分の頑張りをアピールするため
「自由研究レポートで「参考文献」はなぜ必要?元・研究者が解説」いかがでしたでしょうか?
今回のお話では触れませんでしたが、参考文献にはもう1つ大事なことがあります。
参考文献を書くことで、あなたの自由研究は、連綿と続く研究の中の1つになることができます。
研究成果って、たくさんの人が超!絶!努力して、積み重ねてきて、初めてわかった知識です。
たくさんの人の積み重ねのすえ、私たちは、ゲームだってできるし、ブログだって書けるし、火を起こさなくてもごはんが炊けるんです。
実験だってそう。
あなたが参考にしている本やウェブサイトは、過去に誰かが調べてまとめた知識です。
その知識は、たくさんの人の努力の積み重ねで成り立っています。
あなたの自由研究は、参考文献を書くことで、そんな努力の1つ。
研究の1つになれます。
え?真似なのに、研究の1つになれるの?
もちろんです、あなたの実験や観察は、あなたの目の前で起こったこと。
他の研究者と違う結果になって当たり前。
違う結果であれば、それは研究の歴史に貢献したことになります。
参考文献を書くだけで、
あなたの自由研究が、研究世界の全の中の1となれる。
あなたの自由研究が、研究の歴史の1つになれる。
ぜひ、無意味に思える自由研究に、意義を見出せるこのチャンスを逃さないでください。
おあとがよろしいようで。
自由研究レポートの具体例▼
自由研究レポート:文章の形式・タイトル・目的の書き方▼
自由研究レポート:実験方法・結果・考察の書き方▼
自由研究レポート:参考文献・謝辞の書き方▼
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