ぽんぽこぽん!ぽんすけです
お読みいただきありがとうございます。
先日、自由研究ネタ満載なお店「サイボックス」さんで大量の衝動買いをしたぽんすけです。
※詳しくは「科学のお店「scibox(サイボックス)」に行ってみた!レビュー」を見てくださいね。
本日は、そのうちの1つの商品レビュー。
その名も・・・
スマホ de 顕微鏡!
何を隠そう、ぽんすけ、めっちゃくちゃ顕微鏡が苦手なんです。
特に、ピント合わせ。
小中学生のときの理科の授業では、隣に座っている子にお願いし、
仕事で使うようになって、先輩にピント合わせをお願いしていたら「自分でやれ!」と怒られ、
結局、顕微鏡をモニター出力して、簡単にピント合わせできるシステムを購入したぽんすけです。
ホント、苦手。
そんなぽんすけに対して、こちらの商品には、素敵あおり文句が。
「スマホをのせるだけ!」
「かんたん!たのしい!」
・・・これは試さずにはいられない。
ということで、
本日の記事は「【学研】スマホ de 顕微鏡を使ってみたレビュー!」
実際に使ってみると、確かにセッティングは手軽!
ですが、いくつか困った点もありました。
今回の記事では、実際の使用感を中心にお話していきます。
はじまりはじまり~☆
パッケージを開けて、セッティングしてみた「か、簡単すぎる・・・!」
早速パッケージを開けていきます。ワクワク。
中には、顕微鏡本体(スマホを置くステージとLEDライト)、レンズが3種類、スライドガラスに、見本のプレパラートが入っていました。
別途、単3電池が必要です。
顕微鏡本体には、すでにLEDライトとレンズがついています。
スマホさえあれば、すぐに撮影ができるとのこと。
なんと手軽!
取り扱い説明書を読んで、スマホのセッティングを確認。
いわく、スマホをステージの上に置いてください。以上!
※上の画像はイメージです。スマホは撮影に使っているので、モバイルバッテリーで代用しました。
簡単すぎる・・・っ。
あとはプレパラートを入れるところがあるので、そこに見たいものを入れるだけです。
早速、おためしプレパラートを見てみます!
おためしプレパラートを見てみた「意外とピント合わせが難しい」
こちらのおためしプレパラートを見ていきます。
まずは、最初からセットされている4~20倍です。
想像以上にハッキリ見える!
ですが・・・
ここまでピント合わせるのに、5分以上かかりました・・・
スマホ de 顕微鏡は、「ステージの上下」と「スマホ自身のピント合わせ機能」でピントを合わせていきます。
ぽんすけは説明書通り、「ステージを上下」させて、大体ピントが合ったなーというところで、スマホのピント合わせ機能を使ったのです。
すると何が起こったかというと・・・
ぼやけやがった。
最初に、「ステージの上下で合わせただけ」のときよりも、
ステージ上下+スマホのピント合わせの方が、ぼやけてしまったのです。
その後、説明書を読みながら四苦八苦して、どうにかピントを合わせました。頑張った・・・
一度、ピント合わせしてしまえば、同じ倍率で他のものを見るのは簡単です。
ここで、倍率を変えようとしたぽんすけ。
そして、再び現れるピント合わせの壁!
毎回、観察よりもピント合わせに時間がかかるので、疲れてしまいました・・・
でも、がんばった。誰か褒めて。
ここまでやってみて、
この顕微鏡は、ぽんすけには難しいのでは・・・?
という一抹の不安を抱えつつ、ガンガン使っていきます。
紙に描いた絵を見てみた「ステージに置いたものがズレるから、見づらい!」
おためしプレパラートを観察したぽんすけ。
次は、家にあるいろいろなものを観察しよう!と思い立ちます。
早速、何を見ようかなーと探すのですが・・・
↓ここの隙間に入るものが、ぱっと見つからない!
そこで、紙に絵を描いて、顕微鏡観察してみることにしました。
さかさかさかーっと絵を描いて、まずは低倍率の2~10倍で見てみます。
え?猫?
違います、たぬきです。自画像です。
このあたりから、少しだけピント合わせに慣れてきました。
2~10倍レンズであれば、1分もかからずピントを合わせることができるように。
しかし!
ここで、問題発生。
この紙は、プレパラートと同じように、隙間に入れているだけなのですね。
この顕微鏡のステージには、試料を固定する部分がありません。
ステージはプラスチック製なので・・・ちょっと動かすだけで、紙がズレる!!!!
プレパラートは、一定の重さがあるので、あまりズレませんでした。
一方で、紙は軽すぎるのです。
スマホのカメラの位置調整したり、ピント合わせをしていると、
粗忽ものぽんすけは、うっかりステージに触ってしまうことが。
結果、紙がズレまくる!!!
ピント合わせには時間がかからなくなりましたが、紙の位置調整に5分近くかかりました・・・おおう。
ぶきっちょにはつらい仕様です。
その後、複数の倍率で絵を見てみましたが、
紙はズレる!
倍率が上がるとピント合わせが難しい!
ということで、めっちゃ疲れてしまいました。
でもでも、
キレイに見えたときの感動はひとしおです・・・!
うまくピント合わせができたら、3000円とは思えないくらいに、素敵に撮影できます!
(だから、すっごく惜しい)
ステージを外して見てみた「Xperiaは安定しないから、難しい!」
お次に、「スマホ de 顕微鏡」の素敵な仕様を使ってみます。
その名も、ステージ外し!!!
ステージを外して、普通の顕微鏡では見れない「立体物」を見ることができるのですね。
虫メガネみたいな感じかしら・・・?なんてワクワクのぽんすけ。
ものはためし。
低倍率で、自宅にあった鉛筆を見てみます。
美しい・・・っ!!!
ピント合わせも難しくなく、さくっと見ることができました。
今度は、どんどん見れる・・・!と喜びもつかの間。
再び、問題が発生します。
スマホが、ズレる。
スマホ de 顕微鏡は、本体にスマホを置いて、カメラとレンズ部分を合わせて物体を見ます。
なので、スマホがずれると、カメラがレンズからズレて、見えなくなるのです。
もちろん、「スマホ de 顕微鏡」はカメラがズレないようにする工夫がされています。
写真のように、スマホを置く部分に滑り止めがついているのですね(本体グレーのつぶつぶ部分)。
この滑り止めが機能すればよいのですが、ぽんすけの使うXperiaでは難しい!
解説します。こちら、スマホを横から見た図です。
iPhoneなどと違い、Xperiaのカメラがついている背面は、丸みあるのですね。
そのせいで、滑り止めとの接着面が少なく、すぐにズレてしまうようです。
パッケージを見てみると、「スマホ de 顕微鏡」ではiPhoneのような、背面が真っ平なスマホを想定しているようです。
・・・ぬ、ぬかった・・・
その後、洗濯ばさみでスマホを固定したりなどなど、色々工夫をしてみましたが、スマホズレをぽんすけの力で治すことができませんでした。
Xperiaユーザー向きの商品ではなかったようです。残念。
まとめ「おためしで顕微鏡を買いたい大人の方におすすめ」
「スマホ de 顕微鏡」レビューはいかがでしたでしょうか?
設定自体は簡単ですが、ぶきっちょぽんすけには向いていない商品でした。
正直、小学生が一人で使うのも、大変だと思います。
パッケージに反して玄人向けな商品です。
しかし!
☑顕微鏡を買うのは高い!からお試しに使いたい
☑ iPhoneユーザー(もしくはスマホの背面が平ら)
であれば、試す価値があると思います。
あれです、100均で試して、次に高いやつを買う、みたいな感覚。
ピント合わせさえ慣れてしまえば、顕微鏡として十分な性能を発揮します。
気になる方は、ぜひ試してみてください!
最後に、余談。
学研さん、ぜひスマホや試料を簡単に固定する仕組みを盛り込んでほしいです。
おあとがよろしいようで。