この記事でわかること▼
・紫キャベツ液の代用品、紫いも液で液体の性質を調べる色素を抽出する方法
・紫いも液を使った、酸性・アルカリ性の見分け方
ぽんぽこぽん!
サイエンス・コミュニケーターのぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
紫キャベツ実験って、色変わりがするのが不思議で、やってみたい!って思いますよね。
実は、私も紫キャベツ実験が好きで「紫キャベツでカラフル卵をつくろう!」で、紫キャベツを使って卵に色付けをしたりしました。
「今度はホットケーキに紫キャベツで色付けしたい!」と思って、スーパーに紫キャベツ液を買いに行ったのです・・・が。
紫キャベツ液が売ってない。
せっかく、実験しようとおもったのにぃぃ!!!ってなりますよね?ね?
そこで、紫キャベツ液の代用品を使うことにしました。
紫キャベツの代用品としてよく使われるのが「ナス・ブルーベリー・ぶどう」です。
しかーし!どれも色素抽出が面倒だったり、うまく発色させるのが難しい。
そこで、「色素抽出が簡単」で「通販やスーパーでも手に入る」紫いも粉を代用品として使うことにしました。
紫いも粉とは?
その名の通り、紫いもを粉状に砕いたもの。
100均やスーパーの製菓コーナーに売ってる。意外と身近
紫キャベツ液の代用品がほしいあなたのために、今回の記事では「紫いも液の作り方」をご紹介します!
この記事を読めば、
・紫いも液を自宅で作る方法
・紫いも液を使った、酸性・アルカリ性の見分け方
をバッチリ押さえられますよ!
では、はじまりはじまり~☆
紫いも液の作り方
準備するもの
・紫いも粉
・水(水道水でOK)
・コーヒーフィルター
・コップ
・スプーン(液体を混ぜるものならなんでも)
さっそく作り方をご紹介していきますね。
作り方
コップに水100mlと紫いも粉を小さじ1杯いれます。
1分くらい、ぐるぐるとかき混ぜます。
粉が溶け残っていてもOK。
この溶液をコーヒーフィルターでこしたら、完成!
※紫いも粉の細かさによって、紫いも液の落ちるスピードが変わります。
(細かいと10分以上かかることもあります)
のんびり待ってください。
紫いも液を使った色の変化
実際に紫いも液を使って、酸性・中性・アルカリ性を区別できるか確認してみます▼
・重曹液(左・アルカリ性)
・水(中央・中性)
・クエン酸液(右・酸性)
紫キャベツ液と同じように発色します。バッチリ!
紫いも液が色変わりする理由
紫キャベツを含め、紫いも液はなぜ色変わりするのでしょうか?
これは、紫いもに含まれている紫色の色素「アントシアニン」がアルカリ性で青、酸性で赤に変わる性質を持っているからです。
もっと詳しくアントシアニンを知りたい方は「植物Q&A」(日本植物生理学会・外部サイト)をチェックしてみてください。
現役の研究者の方々が、より詳しくアントシアニンについて解説しています。
おわりに
せっかく「紫キャベツ液実験、おもしろそう!やりたい!」と思っても、紫キャベツがなかったらがっかりですよね。
そんなときは、ぜひ紫いも粉を活躍させてみてください。
あっ。
ここまで読んでくれたあなたのために、ちょっと耳寄り情報をご提供。
紫いも粉はホットケーキやクッキーに混ぜてもOK!
お菓子を使った自由研究テーマをお探しの場合は、紫いも粉でカラフルホットケーキ!を参考にしてみてください。
紫いも粉を使った色変わりホットケーキの作り方&追加のオリジナルテーマをご紹介しています。
おあとがよろしいようで。
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