▼こんな人にオススメ▼
炎色反応の内容をまとめて知りたい方
ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
本日の記事テーマは「炎色反応」!
炎色反応とは?
金属を炎で熱したとき、金属ごとに特定の発色をする化学反応
・・・って言っても日本語難しいので、実際に見ていただいた方が早いです。
めちゃくちゃキレイじゃないですか?
ロウソクに金属が練りこんであって、キレイな色の炎ができます。
これが炎色反応です。
今回のお話では、「金属ごとの色を紹介」「炎色反応の原理」を中心に炎色反応の理科知識をまとめていきます。
実は、炎色反応は「自宅で『炎色反応』実験!【塩・ミョウバン・ホウ素】」でも紹介したように、自宅でも簡単に観察できます。
自由研究にもバッチリ!ぜひ、押さえてくださいね。
では、はじまりはじまり~☆
金属と反応色の一覧表
まずは、金属ごとの反応色をまとめていきます。
冒頭でご覧いただいた通り、実際に見てみるとびっくりするくらい炎の色が変わります。
余談ですが、この炎色反応の一覧にはゴロ合わせがあります。
▼ゴロ合わせ▼
リアカー無きK村 動力 借りるとうするもくれない (馬力で移行)!
Li赤 Na黄 K紫 Cu緑 Ca橙 Sr紅 (Ba黄緑)
アラサーぽんすけが、中学生の頃からある伝統的ゴロ合わせです※()内は地域によって違います。
テストで出題されるので、必死で覚えたのですが・・・「無理あるだろう!」と一緒にツッコんでくれる人を募集しています。
炎色反応の身近な例
お次は炎色反応が使われている身近な例をお話していきますね。
花火
炎色反応の定番。花火。
花火師さんが、さまざまな金属を配合してキレイな発色をさせています。まさしくプロの技。
なお、理系カップルあるある(ぽんすけもやった)▼
『理系が恋したので証明してみた。/山本アリフレッド』より引用
トンネルのライト
高速道路を走っていると、たまにオレンジ色のトンネルに出会うことはありませんか?
これにはナトリウムの光が使われています。
ずぼらなコンロ
「ずぼらなコンロ?」って・・・これです▼
味噌汁を拭きこぼしてそのまま掃除しなかったコンロです。
味噌汁に含まれているNaCl(塩)のNa(ナトリウム)が黄色く発色しています。
このあとめちゃくちゃ掃除し・・・なかった(1か月、黄色い炎を眺めました)。
炎色反応の具体例はこんな感じ!
最後に炎色反応の原理をお話していきますね。
炎色反応の原理
「じゃあ、なんで炎色反応が起こるの?」・・・って知りたいですよね。
でも、炎色反応の原理って大学レベルの知識なんです。
正確にご紹介するには前提知識がめっちゃ多い!
なので、専門的な用語を省いて、ざっくりと解説をしていきますね。
炎色反応を示す代表的な金属、ナトリウムで解説していきます。
1枚絵にまとめますね。ドン!
教科書的な感じで炎色反応の原理をまとめると・・・
▼炎色反応の原理▼
金属が熱エネルギーを得ることで、励起する(高いエネルギー状態になる)。
励起状態は不安定なので、励起した分のエネルギーを光として放出する。
放出した光の波形が可視光の場合、特定の色を観察することができる。
金属ごとに放出されるエネルギー量が違うため、金属によって炎の色が異なる。
です!
余談ですが、炎色反応を起こすのは金属だけではありません。
たとえば、ホウ素!
キレイな緑色になります。
画像左上▼
まとめ「百聞は一見に如かず」
▼今日のまとめ▼
☆炎色反応の対応表☆
☆ゴロあわせ☆
リアカー無きK村 動力 借りるとうするもくれない (馬力で移行)!
Li赤 Na黄 K紫 Cu緑 Ca橙 Sr紅 (Ba黄緑)
☆炎色反応の具体例☆
花火・トンネルのライト・ずぼらなコンロ
☆炎色反応の原理☆
金属が熱エネルギーを得ることで、励起する(高いエネルギー状態になる)。
励起状態は不安定なので、励起した分のエネルギーを光として放出する。
放出した光の波形が可視光の場合、特定の色を観察することができる。
金属ごとに放出されるエネルギー量が違うため、金属によって炎の色が異なる。
「炎色反応」のお話、いかがでしたでしょうか?
基本的な知識をまとめてみましたが、百聞は一見にしかず。
自宅でも簡単に観察できるので、炎色反応実験をやってみてくださいね。
おあとがよろしいようで。