こんな人にオススメ▼
自由研究なんて無駄に時間を使うだけ。
自由研究なんて意味ない!
・・・でも少しくらいはやる意味を見つけたい
と思ってる小学生の保護者の方
※いつもの読者さまへ
この記事は自由研究の『やり方』まとめの余談「自由研究は意味が無い?」として掲載していた内容に、加筆修正したものです。
具体的には「自由研究は受験に役立つ」という内容が加筆されています。
自由研究に対する保護者の声を調べてみた結果、改めて記事として書いた方が役に立ちそうだと思い、リライトしています。
新規の記事まで、しばしおまちください。
(え?新規記事がないのは、GWをモンハンライズに費やしたのが原因ではありませんよ。操虫棍って楽しいですね)。
ぽんぽこぽん!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
自由研究、進んでますか!?・・・って野暮ですよね。
この記事をお読みのあなたは、自由研究の終わりが見えないのではないでしょうか?
もしかしたら、そもそも自由研究を始めてすらいないかもしれません。
「めんどくせー」「やりたくねぇ」と思いながらこの記事お読みでしょう。
でも、心の中で「モチベーションが上がるような「自由研究の意味」があったらいいな。」と感じているのではないでしょうか?
この記事は、そんなあなたのために贈る記事。
今回の記事では、自由研究ブログを運営している元研究者的「自由研究にやる意味があるのか?」についてお話していきます。
結論からいきましょう。
自由研究は・・・
・大学受験(推薦入試・総合型選抜(旧AO入試))に役立つ
・就職したあとに役立つ
・良くも悪くも『思い出』を残すことができる
です。
自由研究はあなたにも、お子さんに対してもムダではありません。
では、「自由研究のやる意味」をお話していきますね。
はじまりはじまり~☆
自由研究は「大学受験に役立つ」
ド直球に話すと、自由研究は「試験勉強(ペーパーテスト)」には意味ナシ!(机に向かって勉強した方が時間効率がいい)。
でも、全力で自由研究に取り組めば、大学受験に役立つ可能性があります。
あなたは、最近の大学が「学生の多様性」を求めていることをご存じでしょうか?
大学入試がペーパーテストだけで評価される時代ではなくなってきているのです。
たとえば、東大。
東大には推薦入試(学校推薦選抜)があります。
ぜひ、推薦入試の合格者インタビューを見てみてください。
参考:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/admissions/undergraduate/e01_26.html
やっていることが、まんま「自由研究」なことにお気づきでしょうか?
学校の授業や、個人の体験をもとに自分の好きなこと・興味のあることに全力で取り組んでいます。
東大だけではありません。
例えば、立教大学の社会学部の入試の一次選考では「自由研究」という課題が科されます。
さらに、伝統的な科学コンクールに「日本学生科学賞※」があります
「日本学生科学賞」に入賞すると慶應技術大学や早稲田大学など、さまざまな大学で総合型選抜(旧AO入試)の受験資格を得ることができます。
その「日本学生科学賞」が募集する作品を見てみると・・・
身の回りの小さな疑問や不思議の解明、教科書に書かれている学説に対する疑問の解決などについて、 個人、もしくは生徒が共同で取り組んだ実験・研究・調査作品を募集しています。
引用:https://event.yomiuri.co.jp/jssa/
これも、自由研究です。
自由研究って、想像以上に大学受験に役立つんです。
自由研究は「就職後の上司の無茶ぶりの対応練習になる」
ここまでお読みのあなたは、「別に、自由研究に全力をかけたくないし」「実験に興味ないし」とお思いかもしれません。
でも、そんなあなたにこそ、自由研究に力を入れていただきたい理由があります。
それは・・・「自由研究」は就職してからめっちゃ役に立つからです。
もう少し具体的に言いましょう。
「自由研究」は・・・
職場の上司の無茶ぶりに対応する練習になる!
です。
たとえば、あなたは「化粧品の企画を立てる部署」で働いていたとします。
ある日、上司に、言われます。
「なんでもいいから、30代女子向けに自由に商品作って」
・・・さあ、困った。
なんでもいいって何!?です。
ここで、あなたはこんな風に作業を進めるのではないでしょうか?
まずは、30代女子の好きなものや、お困りごとを調べます。マーケティング調査ってやつです。
調査から、30代女子にウケそうな商品を作ります。
商品を作ったら、実際に使ってみます。イマイチだったら、やり直します。
商品ができた!
あとは、上司に商品のコンセプトや説明を書いた報告書を持っていきます。
うまくいったら、全体の会議で商品のプレゼンします。
こんな感じでしょうか?
実は、これ、
自由研究と同じ手順なんです。
自由研究って極端に言うと「なんでもいいから、実験やって。そんで報告して。」という無茶ぶりですよね。
これ、社会に出たらしょっちゅう起こるのではないでしょうか?
自由研究って、就職したあとの「上司の無茶ぶり」の練習になります。
さらに、仕事と違って、自由研究にはいいところがあります。
自由研究のいいところ▼
1)「なんでもいいから」の部分が、自分が楽しめることでOK。誰かにウケるではなく自分にウケることをやれる。
2)好きなだけ探求できる(もっと時間をかけて商品開発したかった!という後悔を持たなくていい。)
人工知能やロボットが発達した今の社会では「コピー取っといて」のような単純な仕事がなくなりつつあります。
きっと、お子さんが大きくなったときは、もっと単純な仕事がなくなるでしょう。
「言われた通りやればいい」という仕事が奪われる今だからこそ、自由研究に意味があります。
自由研究は「子供に良くも悪くも『思い出』を残すことができる」
最後に、ぽんすけが考える、自由研究の一番大事な意味をお話します。
あなたには、こんな思い出がありませんか?
いつも遊べないお父さんと一緒に工作して楽しかった
とっても大変な作業なのに、がんばってやりきって大きな達成感があった
言われた通りに実験してみたけど、なんでかうまくいかなくて不思議だった。
もしくは、こんな思い出かもしれません。
ゴミみたいな自由研究を作って、悲しいキモチになった
お母さんに怒られながら自由研究をして、泣きながら終わらせた
もう1つ質問です。
夏休みの宿題で「算数ドリル」をやった思い出は残っていますか?
夏休みの宿題は「自由研究」の思い出が強いのではないですか?
自由研究って、非日常。
子供に『良くも悪くも』強い思い出を残すんです。
あなたのお子さんには、せっかくなら、楽しい思い出を残してほしい。
あなたに、自由研究を通して「達成感」とか「頑張ること」とか、あなたがお子さんに残したいメッセージを伝えてほしい
自由研究は、お子さんにナニカを残す、絶好の機会ですよ。
まとめ「自由研究の意味」
最後に、今までのお話をもう1度まとめておきますね。
自由研究の意味▼
・大学受験(推薦入試・総合型選抜)に役立つ
・就職したあとに役立つ
・良くも悪くも『思い出』を残すことができる
ここまで記事を読んでいただくと、「別に大学入試も就職も先の話だし、別に今やらなくてもいいじゃない」「他にも思い出なんて作れるし」とお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
でも、ぜひ『今』やってほしいんです。
自分の好きなこと・得意なこと・やりたいことを見つけるためには、いろいろなことに触れて、自分から探しにいかなくてはいけません。
しかも、夏休みのように、時間を割いて集中して取り組む必要があります。
そして、「やりたいこと」を早い段階で見つければ見つけられるほど、他の子よりも早く、お子さんの将来へ投資することができます。
お子さんの将来のために『今』こそ自由研究を。
おあとがよろしいようで。
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