「うちの子の自由研究をサポートして入賞させてあげたい!」と思っているあなたにオススメの記事です。
追記:2年生になり最優秀賞を獲得。全国誌に掲載されました。
ぽんぽこぽん!
サイエンスコミュニケータのぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
先日、小学校1年生の息子が、大手新聞社の自由研究コンクールで「優秀賞」をとりました。
小学校1~6年生が対象。応募作品数が3万点。文部科学大臣賞を含み優秀賞以上が60作品程度なので、上位0.2%に入ったことになります。
・・・と、これだけ書くとなんだかサラサラっと話が終わってしまうのですが、入賞に選ばれるまでは、かなり長い道のりでした。というのも・・・
小学校1年生の集中力は、10分しか続かない!
親子で、あの手この手を使いつつ、息子と一緒にどうにか自由研究を完成させました。
この記事では、親子で自由研究コンクール入賞を目指しているあなたに向けて、私が優秀賞を狙うときに使ったコツをご紹介していきます。
同時に、「親がどれだけ手伝ったのか」という経験談をお話をしていきます。
ぜひ、活用してみてください。
「学校のコンクールで選ばれたい!」という方の参考になりません。
自治体によりますが、学校の自由研究は「理科や生活(学校の授業)に関わるテーマ」でないと入賞できません。
※息子の作品は、学校の授業に関わらないテーマだったため、学校では選ばれませんでした。先生からの「見ましたシール」で終わりでした・・・
逆に、学校で選ばれるのに、コンクールで入賞できない!というパターンもあります。
学校のコンクールで選ばれたい人は「自由研究で入賞したい!評価ポイントを先生に直撃インタビューしてみた」を参考にしてみてください。
では、はじまりはじまり~☆
入賞して選ばれるためのテーマの作り方
正直なところ、選ばれるかどうかは「動機(どうき:自由研究をやりたくなった理由)」で決まります。
スゴイ機械を使うとか、たくさん調べものするとか、入賞に直接関係ありません。
とにかく、あなたのお子さん自身が「不思議だ」「気になる」ということをもとに動機を作ってください。
息子の自由研究テーマも、息子が好きな「釣り」をテーマにしています。
年中さんの頃から、釣りが大好きでしょっちゅう釣りに行っている中、「自分にぴったりの釣り餌を知りたい!」ということで、「釣り餌最強ランキングをつくる」というテーマになりました。
自由研究のテーマを作るときに親が手伝ったこと
実は・・・「釣り餌最強ランキングをつくる」という話になるまでの間に、私の手伝いが入っています。
息子が3年弱、釣りを続けている中で、その辺に拾ってきた謎の幼虫を釣り餌にしていることがありました。
私から見て「絶対釣れないよなー」って思うような釣り餌でも、ガンガン魚が釣れてたんですね。
それを見て「魚の釣り餌って他にどんなのあるのかなぁ?」という話をしました。
きっと知らない釣り餌があるよね!みたいな話をして、テーマにつなげています。
つまり、動機のもととなる経験は息子が発端ですが、そこから「文章としてまとめられるテーマ」にしたのは私です。
入賞して選ばれるためのコンクールの決め方
テーマが決まったら、次はコンクール決めをしていきます。
実は、自由研究コンクールって、世の中にたくさんあります。
参考:あなたにピッタリが見つかる!理科の自由研究コンクール16選
↑に掲載したコンクールをざっと見ていって、あなたのお子さんのテーマが受賞しやすそうなコンクールを決めてください。
特に見るべきは「過去の受賞作」&「講評」
この2つを見てみて、お子さんのテーマに近いコンクールに応募してください。
例えば、虫をテーマにしているのであれば、虫の自由研究の受賞が多いコンクールに応募してみる。
例えば、生き物の観察や、食につながる自由研究テーマであれば、講評に「五感を使っている」といった文章があるコンクールに応募する、などなど。
入賞のための自由研究のまとめ方
自由研究テーマが決まった!コンクールも決まった!
よし、実験(観察)するぞ!!!
・・・っていうのはダメ!!!
まずは、最終的にどんなまとめ方になるか?(どんなお話になるか?)を決めてから実験(観察)をしてください。
まとめ方(実験のお話)の例▼
まとめる前に考えたこと
最強エサのランキングを作りたい!
→ランキングってどうやって決めればいい?かなぁ
→いろいろなエサで釣ってみよう!
→いっぱい釣れるエサを調べてランキングを作ってみよう!
実験の具体的なお話
1)ランキングを作るために、いろいろなエサで釣ってみる
2)たくさん釣れる順にエサを並べてランキングを作る
また、自由研究のまとめ方には、ちゃんとしたテンプレートがあります
・・・って言っても、テンプレートって何!?って困りますよね。
そんなあなたのために、具体的なテンプレートをご紹介しておきますね!
※低~中学年向け▼
※高学年向け▼
まとめるときに親はどれだけ手伝えばよいの?
次は、実際に私が手伝ったことをお話しておきますね。
「どうき」は聞き取り調査で子供と一緒に文章にまとめる
まず手伝ったのは、どうき・・・つまり、子供の考えていることを文章にまとめることでした。
最大難関です。
正直、これは、子供の聞き取り調査をして、親がシンプルな文章まとめるしかありません。
状況次第でやり方が変わるので、困ったらなんでも質問サービスに質問してください!
「どうき以外」は基本的に写真と箇条書きでまとめる
どうきは文章でなくてはいけませんが、あとは写真やイラストでOK!
とにかく写真で表現できるものは写真でまとめてください。
そのために、親は全力で実験の写真を撮影しましょう。
何が役に立つかわからないので、とにかく、撮る、撮る、撮りまくる!!
どうしても文字が必要な場合は、できるだけ文章ではなく、単語や箇条書きでまとめるとやりやすいです。
おわりに「大事なのは子供が楽しめることをテーマにする!」
最後に、入賞のために、一番大事なことをお話しておきます。
それは・・・子供が楽しめることをテーマにする!
小学生は、飽きっぽい!
自分が楽しくできるものでないと、まっっったく自由研究が進みません。
それに、子供自身が楽しめる=その子の得意分野です。
他の子たちと比べると、めちゃめちゃ飛びぬけています。
ぜひ、自由研究を通じて、お子さんの「得意」を伸ばしてあげてください。
それが、自由研究コンクールで入賞し、他の子よりも「選ばれる子」になる近道です。
おあとがよろしいようで。
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