ぽんぽこぽん!サイエンスコミュニケータのぽんすけです!
お読みいただききありがとうございます。
1日で終わる料理の自由研究テーマ5選でもお話したとおり、料理には科学のエッセンスがたっぷり!
今回は、人生で1度は作ってみたいバケツプリンをづくりを通じて、自由研究していきます。
できあがりはこんな感じ!
1リットル、圧巻のプリンです。
ネットに掲載されているプリンのレシピだと「食べきれない!」となるので、現実的な分量のプリンの作りかたをご紹介します。SDGs!
では、はじまりはじまり~☆
準備するもの
まずは準備するものからご紹介。
簡単に作れるように、スーパーの製菓コーナーで販売している「プリンのもと」を使います。
・プリンエルミニ(プリンのもと):3箱※
・牛乳:900ミリ※
※プリンエル(ミニじゃないやつ)の場合、2箱・牛乳800リットルです。
・クッキングゼリー:1袋
・水:大さじ2
・1リットルのバケツ(参考画像。今回使用したのは、100均で販売されていた小型のプラスチック容器です)
・人(小学生なら4人。中学生なら2人。大人なら7人。人数いないと食べきれない)
バケツプリンの作りかた
お次は作り方!
※このレシピはハウス食品株式会社「バケツプリン」のレシピを参考に作成してします。
1)水にクッキングゼリーを1袋・水大さじ2入れて、軽く混ぜてふやかします
(画像では、付属のカラメルソースも作ってます)
2)大き目の鍋プリンエルを入れて、牛乳を少しずつ加えながらかき混ぜます。
3)かき混ぜながら中火。沸騰したら弱火にして2分煮ます。
4)1)で作ったクッキングゼリーを湯煎にかけて溶かし、3)を加えて混ぜます。
5)粗熱をとってからバケツに流しいれて、冷蔵庫で冷やします(10時間くらい)
あとはひっくり返して・・・
完成!
バケツプリンの自由研究まとめ方
では、お次は自由研究のまとめ方をお話していきますね!
レポートにきっちりまとめたいなら、「【小中学生・学年別】料理の自由研究をレポートにまとめる方法」に掲載されているまとめ方でやってください。
「文字たくさん書くの嫌だ!」という場合は、素材別!自由研究のまとめ方・綴じ方の完全攻略マニュアルを参考にしてまとめてみてください。
中学生向きのテーマ発展例&考察
お次は、中学生向きの「きっちり実験をしたい!」という方のための発展例です。
バケツプリンを作るだけだと、中学生の自由研究としてはちょっと物足りません。
そこで、テーマの発展例をご紹介します!
クッキングゼリー(ゼラチン)なしだと、バケツプリンは作れるのか?
やり方は簡単。
さきほどご紹介した方法からゼラチンを省いてください。
やってみるとわかるのですが・・・ゼラチンなしだと、バケツプリンは固まりません。
もし、固まったとしても、横にべろーんと広がって、プリン型にはならないのです。
では、これはなぜでしょうか?
実は、プリンが固まる理由は、「プリンの卵に含まれるタンパク質が、温められることによって、固まるから※」なんです。
※難しい言葉で熱変性といいます。気になる人は調べてみてください。
でも、バケツプリンはプリンがたーっぷり。卵に含まれるタンパク質だけでは、バケツプリンを支えられません。
そこで、ゼラチン(タンパク質)を追加してがっちり固めてあげます。こうすれば、バケツプリンを支えることができます。
このお話をまとめるとこんな感じの自由研究の例になります。
実験方法:バケツプリンをゼラチンありなしで作ってみた
実験結果:ゼラチンありは固まるが、なしだと固まらない
実験考察:バケツプリンのプリン液の量は多い。ネットで調べてみたら、プリンは卵で固められて、いっぱい固めないと支えられない。ゼラチンを入れることで、プリンを固めることができたのだと思う。
おあとがよろしいようで。