こんな人にオススメ▼
自分の自由研究にピッタリなまとめ方を知りたい小学生の保護者や中学生。
ぽんぽこぽん!サイエンス・コミュニケーターのぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
「自由研究が終わった!」「さあ、まとめるぞ!」となったときに、「どの素材を使ったまとめ方にすればいいの・・・?」と困りませんか?
「自由研究 まとめ方」なんて検索してみると「画用紙」「模造紙」「スケッチブック」のような、素材別の検索キーワードの候補が出ます。
・・・
まとめ方を決めたいのに選択肢が多すぎる!!!
「自由研究 画用紙 レイアウト」と検索しても、バラバラなレイアウトが出てきて、どれがいいか決められません。
「自由研究にピッタリなまとめ方はどれ?」って思うのも無理ありません。
そこで、今回の記事では、自由研究のまとめ方(画用紙・スケッチブック・模造紙・レポート)別のメリット・デメリットを紹介しながら、オススメのまとめ方を紹介していきます。
この記事を読めば、あなたの自由研究テーマにピッタリなまとめ方を決められるはずです。
まずは、結論からお話しておきますね!!
画用紙 | ・対象:小1~小4 ・メリット:文字を書くのが苦手でもOK ・デメリット:冊子にするのが面倒 ◆思いっきり絵を描きたい or 文字を書くのが苦手な子にオススメ! (ここだけの話、低学年はスケブの方が楽) |
---|---|
スケブ | ・対象:小1~小4 ・メリット:冊子にする必要がなく運びやすい ・デメリット:スケブを買わなきゃいけない ◆写真をいっぱい使いたい子にオススメ! |
模造紙 | ・対象:小4~ ・メリット:1度に多くの人に見てもらえる ・デメリット:時間がかかる(根気が必要) ◆みんなに見てもらいたい子にオススメ! |
レポート | 対象:小4~ ・メリット:じっくり読める ・デメリット:小さな文字や表が書けないと難しい&自由度が低い ◆ガッツリ実験してまとめたい子にオススメ! 注意:自由研究コンクールや中学生の自由研究は、基本レポート |
さっそく、それぞれのまとめ方を詳しく解説していきます。
では、はじまりはじまり~☆
画用紙のまとめ方のメリット・デメリット
まずは、画用紙のまとめ方のメリットをお話していきます。
自由研究を『画用紙』でまとめるときのメリット▼
・紙をいろいろな方向に動かせる=絵や文字を書きやすい
・絵の具を使いたい場合は、一番キレイに発色する
画用紙のまとめ方の一番いいところは、紙を自由に動かせるところ。
紙を自由に動かせるから、手の位置を自由に置くことができます。
1枚ごとに紙を使うことができるため、文字や絵をかきやすいです。
それに…画用紙って、学校で頻繁に利用する分、お子さんが取り扱いに慣れていますよね。
お子さんにとって、まとめるときのハードルが低いまとめ方です。
お次はデメリットについてお話していきます。
自由研究を『画用紙』でまとめるときのデメリット▼
・冊子にするのが面倒
画用紙をバラバラなまま学校に持っていくのは大変。
冊子状にまとめなきゃいけないのですが、めっちゃ面倒!
「道具がない!」「子供がはみ出して書いてる!どうしよう!?」なんてアクシデントが起こりがちです。
そのため、画用紙でまとめたいと思ったときは、最終的にどんな風に冊子にするかを考えておく必要があります。
ランドセルの中で折れやすいので、低学年の子だと持っていくハードルが高いです。
スケッチブックのまとめ方のメリット・デメリット
次は『スケッチブック』のまとめ方のメリットをお話していきます。
自由研究を『スケッチブック』でまとめるときのメリット▼
・学校に写真を折らずに持っていける
・冊子にする必要がない
・プレゼンしやすい
『スケッチブック』の一番いいところは、とにかく持ち運びがしやすいところ!
写真や絵を貼っても、スケッチブックをパタンととじれば、はがれる&折れることはありません。
すでに冊子になっているため、わざわざ冊子にする必要もない。
まとめるときに、工作的な親の手伝いが不要です。楽。
低学年の子に一番オススメのまとめ方です。
もう1つのよいところは・・・プレゼンがしやすいこと!
画用紙でプレゼンをしようとすると、紙芝居のように紙をめくりながらお話することになります。やってみると分かるのですが、結構むずかしい。
一方で、スケッチブックだと、教卓にスケッチブックを乗せて、ペラペラとめくるだけでみんなに見せることができます。
もし、学校でプレゼンがある場合は、スケッチブックをオススメします。
お次はデメリットについてお話していきます。
自由研究を『スケッチブック』でまとめるときのデメリット▼
・わざわざスケッチブックを買わなきゃいけない
・空白が多くなる
あなたのご自宅に使っていないスケッチブックってありますか?
もしなければ、100均に買いに行く必要があります。ちょっと面倒。
それに、スケッチブックの全ページを埋めるのは、けっこう大変!
スケッチブックの後半部分は何も書かれていない空白状態になります。空白状態が気になるならオススメできませんが・・・
正直、「書かなかった空白部分を全部破ってしまう」という最終手段があるので、画用紙よりオススメできるまとめ方です。
※追記:いくつか学校の自由研究展示を見学してみたら、空白のままの子もたくさんいました。空白は気にしなくてよさそうです。
模造紙のまとめ方のメリット・デメリット
次は『模造紙』のまとめ方のメリットをお話していきます。
自由研究を『模造紙』でまとめるときのメリット▼
・みんなに見てもらえる
・自由研究の内容を理解してもらいやすい
『模造紙』の一番いいところは、みんなに見てもらえるところ。
展示されたときに、一番目に留まるのは模造紙です。圧倒的。
そのため、いろいろな人が読んでくれます。うれしい。
さらにさらに、他のまとめ方と違って、自由研究の全体像が一目でわかります。
自分が頑張ってまとめたことを、他のみんなに伝えやすいです。
せっかくまとめたからには模造紙チャレンジはぜひオススメしたい・・・ですが。
あなたもお気づきだと思います。
自由研究を模造紙でまとめるのって、ハードル高いんですよね。
お次はデメリットについてお話していきます。
自由研究を『模造紙』でまとめるときのデメリット▼
・圧倒的に時間がかかる(根気が必要)
・レイアウトを決める必要がある
模造紙でまとめるときは、やることがたくさん!
たとえば・・・
・模造紙のレイアウトを決める
・模造紙に書ききれるように、書く内容を整理する
などなど。
書き損じを減らすために、下書きをする場合もあります。
お子さんが小学校低学年~中学年なら、親がガッツリ手伝う必要もある!
自由研究のまとめ方の中で、一番、時間かかります!
さらにさらに、最後まで書ききる根気も必要。
なので、模造紙でまとめるのは小学校高学年以上が推奨です。
ちょっと余談。
研究者が、研究発表するときの方法の1つに「(模造紙のような)巨大ポスターを使った研究発表」があります。
もし、あなたのお子さんが将来研究者になりたい!と思っているなら、ぜひ、自由研究を模造紙でまとめてみてください。
将来の夢への一歩を、先取りできます。
レポートのまとめ方のメリット・デメリット
次は『レポート』のまとめ方のメリットをお話していきます。
自由研究を『レポート』でまとめるときのメリット▼
・【前提】中学生の自由研究はレポートでまとめる。
・図表を使ってまとめやすい
・じっくり読める
(・コンクールに出すならまとめ方はレポート)
まず、メリットではないのですが大前提。
もし、あなたが中学生なら、自由研究はレポートでまとめてください。
模造紙もOK(※学校によります。確認してくださいね)
画用紙が基本!じゃないですよ(ネットの検索結果に惑わされないでください)。
では、話をメリットに戻します。
たとえば、たくさん調べものをしたり、実験したりしたとき、図や表を使うことになると思います。
図表を使うなら、圧倒的にレポートがまとめやすいです。
また、学校の先生にじっくり読んでもらうなら、レポートがオススメ。
あと、もう1つ押さえておいてほしいことは「コンクールに応募するならレポート」という点。
小学校高学年以上のコンクールはたいていの場合「レポート」が指定されています。
学校に出すだけでなく、コンクールの応募を検討されているならレポートにまとめておくことをオススメします。
お次はデメリットについてお話していきます。
自由研究を『レポート』でまとめるときのデメリット▼
・展示したときに読んでもらえる率は低い
・小さな文字や表が書けないとまとめが難しい
・自由度が低い
他のまとめ方と比べると、たくさん文字を書くことになるので、展示しても読んでもらえる率は下がります(読むのが苦手な子は見ないです)。
また、レポート用紙にまとめられるくらいの、小さな文字や表が書く必要があります。
小学校中学年以上が推奨です。
それと、レポートに一番特徴的なデメリットは・・・自由度が低いという点。
「自由研究のレポート」って割としっかりとしたテンプレがあります。
ルールも細かいんですね。
※参考▼
小学生向きレポートの書き方(執筆中)
中学生以上では必須のまとめ方ですが、他のまとめ方のほうが自由にまとめることができます。
もしあなたのお子さんが小学生で、図表をたくさん使う予定がないのであれば、他のまとめ方をオススメします。
まとめ
最後に、もう一度まとめた表を掲載しておきますね!
画用紙 | ・対象:小1~小4 ・メリット:文字を書くのが苦手でもOK ・デメリット:冊子にするのが面倒 ◆思いっきり絵を描きたい or 文字を書くのが苦手な低学年にオススメ! (ここだけの話、低学年はスケブの方が楽) |
---|---|
スケブ | ・対象:小1~小4 ・メリット:冊子にする必要がなく運びやすい ・デメリット:スケブを買わなきゃいけない ◆写真をいっぱい使いたい低学年にオススメ! |
模造紙 | ・対象:小4~ ・メリット:1度に多くの人に見てもらえる ・デメリット:時間がかかる(根気が必要) ◆みんなに見てもらいたい中学年以上にオススメ! |
レポート | 対象:小5~ ・メリット:じっくり読める ・デメリット:小さな文字や表が書けないと難しい&自由度が低い ◆ガッツリ実験してまとめたい! 自由研究コンクールや中学生の自由研究はレポート! |
参考になったらうれしいです。
おあとがよろしいようで。
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