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【創意くふう作品】学校で選ばれるのに入賞できない!チェックすべきこと3点

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こんな人にオススメの記事▼

・創意くふう作品で入賞したい小学生の保護者さま

・学校で選ばれるのに、入賞できなくて困っている方

ぽんぽこぽん!

サイエンスコミュニケーターのぽんすけです。

お読みいただきありがとうございます。

夏休みの宿題として定番の「創意くふう作品」。

工作がお好きなお子さんと一緒に作るのは楽しいですよね!

さらに、向上心のあるお子さんなら「入賞したい!」という気持ちを持つのは当然。

あなたは、お子さんの頑張りに沿って「手伝ってあげたい!」と思うのではないでしょうか?

 

あまり知られていませんが、創意くふう作品展(コンクール)で入賞するためには、押さえるべきポイントがあります。

 

もし、作品が学校で選ばれたとしても、その「ポイント」を押さえていないと、作品展で入賞することはできません。

そこで、今回の記事では、創意くふう作品展で入賞したいときにチェックしておくポイントをお話していきます。

まずは、結論からいきますね。

創意くふう作品展で入賞するためのポイント▼

お子さんの作品は・・・

・「社会に役立つ工夫作品」ですか?

・お子さん主体の動機ですか?

・ネットに同じ作品はありませんか?

以上のポイントを押さえて作品を作れば、入賞に一歩近づきます。

では、詳しく説明していきますね!

はじまりはじまり~☆

「社会に役立つ工夫作品」か?

まず、創意くふう作品を作るときに、絶対に押さえるべきポイントです。

そのポイントとは・・・

社会に役立つ

です。

審査基準に書かれていないかもしれませんが、「創意くふう作品」=「社会に役立つように工夫されている作品」です。

創意くふう作品展に「全日本学生児童発明くふう展」というのがあるのですが、ぜひ、こちらの受賞作品をご覧ください。

参考:全日本学生児童発明くふう展 入賞・入選作品一覧

いずれも、社会貢献に寄与する作品です。

審査基準に書かれていなかったとしても、創意くふう作品の賞の性質上、どうしても、社会に役立つか?が重視されてしまいます。

すでにあるものを再現したジオラマ的な作品では、学校で選らばれても、入賞することはできません。

ここで、1つ疑問に思われるのではないでしょうか?

「なんで学校で選ばれても、入賞できないの?」

これには裏事情があります。

余談:なんで学校で選らばれても入賞できないの?

学校に提出された創意くふう作品は、学校の先生によって評価されます。

自由研究で入賞したい!評価ポイントを先生に直撃インタビューしてみた」でもお話しましたが、自由研究や創意くふう作品に全国共通の評価基準はありません。

そのため、学校での選抜は、学校(もしくは先生)が決めた評価基準で審査されます。

そのときに創意くふう作品展やコンクールの審査基準とズレてしまうことがあるんです。

特に、先生が創意くふう作品を「主体的に学習に取り組む態度(旧:関心・意欲・態度)」の評価に使う場合は、「丁寧に作られているか?」「子供が主体で頑張っているか?」が重視されることも。

作品展やコンクールとは違う評価の仕方になります。

これが、学校で選らばれても入賞できない理由です。

 

さて、ここで困ってくるのが・・・

学校の評価基準と作品展の評価基準が違うなら、どんな作品を出せばいいの!?

という点。

 

実は、両方の評価基準をクリアするために、押さえておくポイントがあります。

動機がお子さん主体である

という点です。

次は、創意くふう作品展で入賞したいときにチェックしておくポイントその2。

動機についてお話していきます。

 



お子さん主体の動機か?

創意くふう作品で入賞するために押さえるポイントその2!

作品を作った動機が「お子さん主体であるか」という点。

創意くふう作品展に応募するときは、必ず、作品とあわせて動機を書いた書類を提出します。

もちろん、この書類も審査対象です。

ご参考までに、先ほど掲載した全日本学生児童発明くふう展で入賞した「避難用縄バシゴ「斜楽」」の動機をご紹介します。

ニュースに映る集中豪雨の被害の様子を見て「災害が起こったら高い所だと縄バシゴで避難するけど、手の力が弱いと縄バシゴを降りるのは難しそう」と母。

それを聞いて「お年寄りや子供でも安心して安全に避難できる縄バシゴを作れないか?」と考えました。

従来の避難用ハシゴは、揺れたり、反り返った姿勢になって体重を腕で支えなければならず、降りるのが困難です。

そこで、下端を固定せずとも揺れず、階段のように傾斜したハシゴとすることで楽に降りられる避難用縄バシゴの研究をしました

引用元 全日本学生児童発明くふう展 入賞・入選作品一覧

この動機を読むと、お母さまの発言が着想のキッカケとなり、お子さん自身が作品の中身を発想したことが、しっかりとわかります。

もちろん、お子さんと一緒に作品を作ることは問題ありません。

しかし、動機は、「お子さんが主体である」ということが審査員にもわかるように書いてください。

 

では最後のポイント「ネットに同じ作品があるかをチェックする」というお話をしていきます。



ネットに同じ作品はあるか?

創意くふう作品には「社会に役立つ」というポイント以外にも「新規性があるか」という点が評価の対象となります。

要するに・・・

ネットの真似してたら、そもそも評価対象じゃないよ!!

ということです。

ここ数年で、ネット上にたくさんの「創意くふう作品」アイディアが掲載されるようになりました。

でも、「動機はないけど、ネットに乗ってたアイディアを作ってみた!」という作品では審査すらされません。

「ネット上のアイディアなんてたくさんあるから、審査員にバレないよ!」とも思われるかもしれませんが、ネットの「高評価の自由研究テーマ」が低評価になる理由でも解説したように、教育機関ではネット上のパクリを見つける方法があります。

ネットのアイディアを使うのは、オススメできません。

ただし!

作品を作るために、ネットのアイディアを利用するのはOK。

むしろ、どんどんネットを活用してください。

 

例えば、耳が痛くならないマスクを作りたい!と思ったときに、

・生地は何がいいかな?

と悩んだとします。

一から生地を探すのは大変ですが、ネットで「やわらかい 生地」と検索して、作品を作るのは全然OK。

創意くふう作品は、既存の作品をさらに発展させて、生活をよりよくしていくという側面も持っています。

ぜひ、既存の知識をどんどん活用させて作品を作ってくださいね!

 

おあとがよろしいようで。

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