ぽんぽこぽん!ぽんすけです
お読みいただきありがとうございます。
先日、おうちの大掃除をしていたら、衝撃の宝の山を発掘しました。
石、石、石!
化石や鉱石の山です。
いつの間にか我が家はRPGの世界になっていた模様。
自由研究をやっている身としては、ぜひともこの石を使った自由研究をやってみたい・・・ッ!
せっかくなので、化石のレプリカを作ってみました▼
ということで、本日の記事は「化石レプリカをつくろう!」。
アンモナイトを例に、100均素材だけで、自分だけのオリジナル化石レプリカをつくります。
おゆまるを使った型どり方法と、レジンの取り扱い方法もまとめています。
化石以外のもので型どりをしたい方もぜひ参考にしてみてください。
では、はじまりはじまり~☆
おゆまるの仕様上、土気のあるガサガサした化石の場合、表面の土がはがれてしまうことがあります▼
(土気がなく、つるつるしたものは大丈夫です)
土気のある化石でレプリカを作る場合は、その点をご了承ください。
用意するもの
化石
レプリカを作るときの型取りに使います。
ご自宅に化石がない場合は、博物館で購入できます。
夏休みに博物館にいったときに、ぜひお好きな化石を買ってレプリカを作ってみてくださいね!
※通販でも購入できますが、ぽんすけは購入したことがありません。オススメできず・・・
※ぽんすけ宅の化石は東京ミネラルショーでゲット。モンゴル人のおっさんと電卓と片言英語で会話して購入しました。小学生以上なら親子で行けるオススメのイベントです。
レジン液
100円均一のダイソーで購入。
直径3cmのアンモナイトの化石なら2本(10グラム)使います。
今回使った色は「ライトピンク」です。
おゆまる
80度以上のお湯で『ぐにゃぐにゃ』になるプラスチックねんどです。
アンモナイトの型どりに使います。無色・透明なものを購入してください。
こちらもダイソーさま。
サランラップ
下敷きにしたり、レジンを固めるときの埃避けにしたり・・・
我が家は旭化成のサランラップです。
エプロン・手袋(できれば使い捨て手袋)
レジンは皮膚に付着すると、アレルギーを起こす可能性があります!
直接触れないように、エプロンや手袋を使ってください。
使い捨て手袋も100均で購入できます。
無水エタノール(なければ、除菌ジェル)
レジンをこぼしちゃったときにふき取る用。
もちろん、専用のレジンふき取り薬でもOKです!
除菌ジェルを使う場合は、裏面を見て主成分がエタノール(70%以上)であることを確認してください。
お日さま(持って入ればブラックライト)
レジンは通常状態ではスライム状ですが、紫外線で固まります。
日中の快晴のときにレプリカを作ってください。
(くもりの日でもできますが、固まるのに1日かかります)
ブラックライトをお持ちの方は、そちらを使ってレジンを固めてもOK。
つまようじ
レジンの中にできる泡を取り除くのに使います。
泡を取り除くとクオリティアップ。
お次は作り方!
化石レプリカの作り方
では、どんどんいきましょー。
作り方のご紹介です!
おゆまるを温める
お湯をわかして、ボウルに入れます。
そこにおゆまるを投入。
つまようじで、つついてみてください。
しばらく待つと、ぐにゃぐにゃになります。
ぐにゃぐにゃになったら、はしなどで取り出します(火傷注意)。
キッチンペーパーで水気をふき取ってください。
※注意:ティッシュ不可。おゆまるに紙がつきます。
型どりする
おゆまるが冷える前に、型どりします。
アンモナイトを置いて、その上からおゆまるを押し付けてください▼
コツは、中央から外側に向かって押す!
こうすることで、アンモナイトのでこぼこがしっかりと型どれます。
型どりは、大人がやってください。
しっかり押し付ければ押し付けるほど、キレイに型が取れます。
(ひっくり返すとこんな感じ▼)
型にレジンを流し込む
サランラップを机に敷いて、レジンを流し込みます。
レジンに泡が入った場合は、つまようじを使って取り除いてください。
仕上がりがキレイになります。
ラップで型にふたをする
ホコリ避けのために、ラップでレジンにふたをします。
お日さまに当てる(ブラックライトに当てる)
紫外線でレジンを固めます。
つまり・・・ベランダに置くだけ!
ベランダに置く時間は、レジン液・季節・お住まいの地域により異なります。
この記事では「100均の速乾レジン」「3月」「3時間」で固めました(日本の温帯気候です)。
レジンをつまようじでつついて、固くなっていればOKです。
※ブラックライトをお持ちの方は、厚めのレジンやネイルを固める時間で大丈夫です。
仕上げ
おゆまるから固まったレジンを取り出します。
取り出しにくい場合は、カッターなどで切れ込みを入れて取り出してください。
・・・できあがり!
※余分なレジンがはみ出ていたら、はさみで切り落とせばOK!
レプリカのアレンジ例
お次は、ちょっとしたアレンジ例をまとめておきます。
蓄光粉を入れてピカピカさせる
100均一で販売されている蓄光粉を混ぜて『夜光る』化石レプリカにすることができます。
めっちゃ光る。
(↑ぽんすけの撮影力ではボケてしまった・・・)
息子ウケがよかったです。
もし学校で展示をするなら、友達ウケがかなり良くなるハズ。
マグネットにしてみる
せっかく作ったのをゴミにしちゃうのは、もったいない。
もし余ったマグネットがあったら、後ろにくっつけてください。
冷蔵庫に貼れば完璧!
科学小話「アンモナイトの色は誰にもわからない」
ところで、こんなことを不思議に思ったことありませんか?
「大昔の生き物なのに、なんで生き物の色がわかるんだろう?」
カラー図鑑を見てみると、アンモナイトの絵に着色されています。
でも、現代を生きる人はアンモナイトを見たことがありません。
どんな色かなんて、誰も知らない!
じゃあ、なんで図鑑で着色されているのでしょうか?
・・・実はこれ、想像で色がつけられているんです。
今まで発掘された化石や、周囲の環境などをもとに、研究者が色をつけているんですね。
だから、アンモナイトの本当の色は誰にもわからない。
赤かもしれない。
青かもしれない。
ピンク?緑?
ぜひ、あなたがレプリカを作るときは好きな色で作ってみてください。
もしかしたら、あなたのレプリカの色こそが、その化石が生きていたころの色かもしれませんよっ。
余談ですが、アンモナイトはアンモライトという名前で宝石になってたりします。
アンモナイトの殻が、土の中の鉱石や圧力の影響を受けてゆっくりと反応することで、虹色に輝くのです。
(ぽんすけ宅のアンモナイトも輝いています▼)
もし機会があったらアンモナイトの化石をじっくり見てみてください。
びっくりするくらいキレイですよ!
※参考:KORITE(英語サイト・外部リンク):アンモライトの老舗Shopです。アンモライトの輝きの極み。高いけどほしい。
まとめ
今日のおさらい!
▼準備するもの▼
化石・レジン液・おゆまる・サランラップ・エプロン・手袋・無水エタノール・お日さま(ブラックライト)
▼作り方▼
1)おゆまるで型どり
2)型にレジンを流し込む
4)ラップで型にふたをする
5)お日さまに当てる
『おゆまるとレジンで化石レプリカ!』いかがでしたでしょうか?
レジンを固める時間を除けば、作業時間は30分!
気軽にできるので、ぜひやってみてくださいね。
おあとがよろしいようで。
関連記事:地学の自由研究まとめ
参考WEBサイト:全国こども電話相談室[いきもの]恐竜は骨しか残っていないのに、皮膚(ひふ)の色がどうしてわかるんですか?