ぽんぽこぽん!!ぽんすけです。
お読みいただきありがとうございます。
5月に入ってすぐのころ。
3歳の息子は、外に遊びに行くと、雑草を持って帰るようになりました。
その日も、息子は公園でたくさん遊んだ後、
道端に咲いていたタンポポを持って帰ってきました。
息子は、食卓テーブルの上にある息子専用の花瓶に、タンポポを飾ります。
翌日の夕飯どき。
息子は、ごはんを食べながら、タンポポを眺めています。
「なんだか、ムズカシイ顔してるなー」と息子を見ていたら、こちらを見て一言。
息子「おかあさん、たんぽぽは、お花も綿毛もあるんだよね?」
ぽんすけ「そうそう」
息子は知識として、「黄色いお花」も「白いふわふわした丸い綿毛」も、どちらもタンポポだと知っているようです。
ぽんすけは自分の知識をもとに、こう話しました。
ぽんすけ「タンポポは、お花が綿毛になるんだよ。」
ここで、息子が一言。
息子「(たんぽぽの花は)どうやって綿毛になるの?」
・・・!
し、知らない・・・・っ!!!
ぽんすけには「タンポポは花が咲いたら、種(綿毛)ができる」という知識がありました。
しかし、
タンポポの黄色い花が、綿毛になる過程を、まったく想像できません!
よくよく考えたら、タンポポの花と綿毛は全然違う形をしています。
不思議!
「わからないなら、調べてみよう、タンポポを」@とくがわぽんすけ
ということで、
本日の記事は「タンポポが綿毛になるまで」の観察!
実際に観察してみたところ、自宅でも簡単にできることがわかったので、やり方とあわせてご紹介です。
はじまりはじまり~☆
自宅で観察する方法
「観察する方法」なんてかっこいいこと書いていますが、やることは単純です。
花が咲いているタンポポを摘んできて、花瓶にさす!
2日に1回くらい水替えする!
それだけです。
一般的な雑草のタンポポ(セイヨウタンポポ・カントウタンポポ)であれば、
綿毛に変わるまでに、せいぜい2日~1週間くらい!
日光なしでもOK。
ずーっと暗い部屋では、タンポポは元気がなくなってしまいますので、
日中は明るく、夜は暗くなる場所においてあげてください。リビングとか最適!
タンポポは夜になると(部屋が明るくても)花を閉じて、つぼみのようになります。
枯れていなければ、翌日の日中に、再び花が開きます。
放っといてOK!
自宅で観察してみた結果①「綿毛が出てきて、花が取れた!?」
息子の花瓶と、家にあった空き瓶を使って、タンポポの観察開始!
しばらくの間、日中は花を開いて、夜に花を閉じるをくりかえすタンポポさん。
あるタイミングで、花の頭が下がり、日中でも花が閉じっぱなしになりました。
「枯れたか!?」と焦ったぽんすけ。
しかし、タンポポの茎を触ってみると、なんだかハリがあります。
そして、よくよく見ると、花の根本になんだか白いものが・・・!?
翌日。
花が、取れた!?
気づいたら、花瓶の横に黄色い花の束が落ちていました。
タンポポ本体は、見慣れた綿毛のつぼみ姿に・・・!
それから数日放置すると、見事に綿毛になりました!
ということで、タンポポが綿毛になるときは、
根本から綿毛がにょきにょき出てきて、
タンポポの花が取れる!
ということがわかりました。
=参考=
youtubeにすごくわかりやすい観察動画があったので掲載しておきます!
Time lapse Dandelion flower to seed head
自宅で観察してみた結果②「思わぬ発見!タンポポにも難産が!?」
今回の観察をするにあたって、並行して10本のタンポポを育てていました。
すると、お花が取れなくて、綿毛が広がらず困っているタンポポがいました。
タンポポ「綿毛広げたいのに、花のせいで広がらないよぅ!!!」
という叫びが聞こえてくるよう・・・
このタンポポさんは、お花が最後まで取れなくて、枯れてしまいました・・・
ぽんすけにとって、
タンポポって、公園のどこにでもあって、ありふれているものでした。
ほっとけば、お花はすべて真ん丸な綿毛になって、
どんどん増えていくものだと思っていました。
でも、今回の観察で、
花がなかなか取れなくて、綿毛が広がらない
「難産」なタンポポがいるとわかりました。
息子と一緒に、
タンポポだって命がけで次の世代を残しているのだなぁ・・・と実感できる、貴重な体験ができました。
タンポポさんたち、ありがとう。
公園でも観察してみた!「息子はタンポポ助産師さん!」
自宅で「難産」のタンポポを発見したぽんすけと息子です。
「外でも難産のタンポポがいるか!?」が気になります。
ということで、公園へGO!!
息子と一緒にタンポポ畑で綿毛を探しまわります。
多くのタンポポは、まんまる綿毛でしたが・・・
いた!!
タンポポのがく(お花の外側にある葉っぱ)は広がりきっているのに、花が取れなくて綿毛が広がっていません・・・!
他にも、花がほんの少し取れかかっているけれど、綿毛が広がりきらないタンポポもいました。
さて、ここで「難産」のタンポポを発見した息子が何をしたかというと・・・
「難産」のタンポポの花を、つまみ取っていました。
花を取るときと一緒に綿毛もむしり取ってしまいますが、
そのあと、綿毛を少しずつお空へ飛ばしています。
息子いわく、「(タンポポの代わりに)わたげをとばしてあげるの!」
思わぬところで、タンポポ助産師さんの誕生です!
ほっこりしたぽんすけでした。
今日のまとめ
☑ タンポポが綿毛になるときは、 根本から綿毛がにょきにょき出てきて、 タンポポの花が取れる!
☑ タンポポにも「難産」がある!
「タンポポが綿毛になるまでを観察してみよう!」いかがでしたでしょうか?
とっても簡単にできる生き物の観察です。
ぜひ、ご自宅でやってみてください☆
おわりに「観察上の注意:子供は綿毛を見つけたら飛ばしたくなる」
おわりに、注意点です。
繰り返します。
超重要な注意点です。
子供は、タンポポの綿毛を見つけたら、飛ばしたくなるのです。
それが家の中であったとしても!
息子は、自宅で観察していたまん丸な綿毛を、
ぽんすけが止める隙もなく、
思いっきり、家の中で吹き飛ばしました。
家中を、飛び回る、綿毛。
ぽんすけ、唖然。
おうちのお掃除が大変になるので、
タンポポが綿毛になりましたら、すみやかにお外に持って行ってください。
まあ、でも、
家の中でひっそりとタンポポが咲いたら、それはそれで面白いなーと思いつつ。
おあとがよろしいようで。
観察系の自由研究
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