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コスパ抜群!キッチンにあるもので色水タワーを作ってみよう

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ぽんぽこぽん!ぽんすけです。

お読みいただき、ありがとうございます。

育児の息抜きに、自由研究ネタをネットの世界で探すぽんすけ。

その日も、ツイッターをぼーっと眺めていたら、こんなツイートを発見しました!

ナニコレ不思議!!!

水と油に氷がサンドウィッチされてます。

ツイート内でも解説されていますが、

水と氷と油で、体積あたりの重さ(密度)が違うので、層状にわかれているのです。

ぽんすけも、「密度」の違いで層を作ってみたい!と思い立ち、いくつか実験の本を読んでみました。

密度差で層を作る実験は、定番らしく、どの本にも「自宅でできるよ!」と書かれています。

でも、ひとつ問題が。

どの本を読んでも、

実験の仕方が、めんどくさい!

実験本「砂糖水を違う濃度で複数作成しましょう」

ぽんすけ「はかり使うのめんどくさい」

実験本「塩水、砂糖水など溶液を準備しましょう」

ぽんすけ「え、鍋使うの?めんどくさい」

もっと手軽に、層を作れないのかしら・・・?

ふむ。

ならば、

食用油や洗剤などなど

キッチンにある液体だけで、やってみようじゃないか。

ということで、作ってみました。どどどん!

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本日の記事は、めんどくさがりの極みぽんすけが、

キッチンにある液体系のもので作る、色水タワーの作り方をご紹介していきます。

では、はじまりはじまり~☆

色水タワーを作ってみた「液体の比重を調べて、注ぐだけ」

液体を層状にするためには、密度が全く違う液体を集めなくてはなりません。

「じゃあ、液体の密度の違いってどうやったらわかるのかなぁ・・・」と調べてみたぽんすけ。

液体の比重を調べればいいということがわかりました。

比重とは、「水の密度を1としたときに、他の液体の密度を表したもの」のことです。

比重が大きい液体は層の下になり、

比重が小さい液体は層の上になるのです!

「・・・とかいって、キッチンにある液体の比重なんて、そんな簡単に調べられるの?」

そんな、ぽんすけと同じ疑問をお持ちのあなた。

なんと、調べられました!

たとえば、ごま油。

ごま油は、国によって比重の基準が定められており、ネットで検索するだけでわかります。

食器用洗剤も、取扱説明書を読めば比重が表記されているのです。

便利!

いろいろ調べてみた結果、我が家の選りすぐりの液体たちが、こちら。どどん!

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左から、中性液体洗剤、サラダ油、オリーブオイル、除菌ジェルです。

これを、順番に注いでいくと・・・比重の差で色水タワーができました!

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比重の違う液体を静かに注ぐだけですが、キレイに層状になります!

ちなみに、サラダ油やオリーブオイルは油絵具で染められます!

ご自宅に油絵具がありましたら、もっとカラフルなタワーを作れますよ☆

※油の着色をネットで検索すると「油性マジック」で着色できると記載されています。

しかし、実際に自宅のマッキーでやってみたところ、できませんでした(マッキーが使えなくなっただけという・・・)。

着色はぜひ油絵具でやってみてください。

(追記)マッキー本体ではできませんが、マッキーの詰め替え用のものなら着色できるそうです!

ぜひ、着色してみてくださいね!

あっ!不器用さんは↓の記事を参考に実験してみてください。

色水タワーをきれいな層にするたった一つのコツぽんぽこぽん!サイエンスコミュニケータのぽんすけです。 お読みいただきありがとうございます。 比重を利用して色水タワーを作る...

安全面上、洗剤は必ず中性洗剤を使ってください!

「弱アルカリ性」「漂白剤」「塩素系」などと記載されている商品は使わないでくださいね!



色水タワーの不思議「なぜ洗剤と油が混ざらない?」

ツイッターで色水タワーを紹介してみたら、こんな質問が寄せられました。

た、たしかに!

この色水タワーでは食器用洗剤(青)の上にサラダ油(黄色)が乗っています。

洗剤(界面活性剤)は油とくっつく成分のはずです。

なぜ、洗剤と油が混ざらないのでしょうか??

・・・

・・・正直わかんねえ。

と、ぽんすけもなったのですが、理科プロフェッショナルなS先生に教えていただきました。

以下、解説です!

洗剤に含まれる界面活性剤は、水とくっつきやすい親水基と、油とくっつきやすい疎水基があります。

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界面活性剤は、油と出会うと、疎水基が油とくっつきます。

たくさんの界面活性剤があると、界面活性剤は油を球状にとりかこみ、ミセルと呼ばれる構造体を作ります。

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今回の実験では、重い洗剤の上に軽い油をのせることで層をつくりました。

油と洗剤が触れているので、ミセルが形成されます。

ここで、ミセルの重さを考えると、ミセルは油と洗剤の混ざったもの。

ミセルは、油より重く、洗剤より軽くなります。

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油と洗剤の間にはミセルの層があるので、油と洗剤はそれ以上、くっつくことができません。

つまり、油と洗剤はそれ以上反応ができないのです!

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思い付きでやってみた実験ですが、不思議を発見できて、ほっくほくのぽんすけでした。

おわりに「キッチンの色水タワーの作り方は無限大∞」

☑ 準備するもの:空き瓶、比重を調べた液体、静かに液体を注ぐ「無」の心

☑ 作り方:液体の比重が大きいものから順に、瓶に注ぐ

☑ 洗剤と油が混ざらない理由:油と洗剤が出会ってミセルができる。ミセルが油と洗剤の間で層になる。油と洗剤が出会えなくなるので、油と洗剤はまざらない。

「色水タワーを作ってみよう」いかがでしたでしょうか?

ネットで「比重」をちょっと調べるだけで、いろいろな材料の色水タワーを作ることができます。

ぜひ、ご自宅にあるもので色水タワーをつくってみてくださいね☆

余談。

色水タワーは静かに置いておくと、キレイな層状態です。

これ、思いっきり振ったら、どうなるんだろう?と思ったぽんすけ。

思いっきり、ふってみました。

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ぐっちゃぐちゃになります。

もし自由研究として提出する場合は、静かに運んでください。

最後に、くもMさん、ツイート掲載許可ありがとうございました!

くもMさんは奈良県生駒市でサイエンスコミュニケータとして活躍されている亀さんです。

たくさんの科学イベントを開催されているので、お近くにお住まいの方は、ぜひ☆

おあとがよろしいようで。

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POSTED COMMENT

  1. m_by_the_sea より:

    おもしろーい!少し前にセイキンさんの動画でJOYと除菌タイプのJOYを混ぜると2層になって綺麗っていうのやってたの思い出しました(*^-^*)

  2. ziyukenkyu_Lab より:

    みぅ (id:m_by_the_sea)さん
    コメントありがとうございます!
    ここだけの話、みぅさんのおっしゃっている通り、2層のJOYも参考にしています٩(ˊᗜˋ*)و
    JOYも綺麗で素敵ですよね。
    ぜひご自宅でもやってみてくださいね!

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